津波被災の記録118

大人の劣化。

「暴言」が許されないのは誰?(追記あり)

戦後教育によるものだったりするのであれば、そのような言葉遣いが左右関係なく広まっているのも納得できます。って、いや納得はしてませんが、復興がなかなか進まない原因の一部には貢献しているであろうこれらの方々が、この先も公務員の仕事をより難しくしていくのだろうと諦めるしかないですね。

「■福島原発事故関連サイト」にアワプラとかFoEという団体名が見えてますから、左翼な方々にとっては、官僚なんか労働者じゃないのでしょう。総務省(というか内務省の流れを汲む旧自治省)が戦後一貫して、公務員は契約ではなく任用という行政処分で働いていると論陣を張ってきた成果がここで現れていますね! まあ、「表現の自由」とか「信条の自由」とかででたいそう盛り上がっているらしい児ポ法周辺を拝見しても、この件についての言及はあまりありませんでしたし、官僚とか公務員には人権など認められていないのでしょう。

「復興庁の幹部がツイッターで暴言」の件 霞が関公務員の日常

多くの同僚の反応は、愚痴りたくなる気持ちはわかるけど、ツイッターで他人への誹謗中傷を公言するとはバカな奴、というもの。

 読んでみたところ、全体の印象としては、思っていたのと違って、わりと普通の人だなという印象。
 以前書いた、防衛省沖縄防衛局長の「犯す前に『やらせろ』とは言わない」発言 の人と比べれば、まっとうな感覚の人だと思いました。
 もちろん、ツイッターで誹謗中傷を公言したことには同情の余地はありませんが、同僚や家族相手にしゃべる愚痴としては、まああり得る範囲かな、と。

すず黄 ああそうか。日本では自由などの権利って、贅沢扱いなんだなあ。

Signor Taki @SignorTaki
官僚批判は問題だってのはもう大賛成なんだが、たぶん同じ口で橋下維新に賛成してる奴が相当いるんじゃないか。今は、左からは権力批判の文脈で、右からは「小さな政府」支持の文脈で官僚批判ができるうえ、これに「無駄遣い」批判もできるので、官僚批判最強。

Signor Taki @SignorTaki
「官僚批判は問題だ」という指摘がどの程度実感を持って受け止められてるか全く不安。リフレ派への支持は結局根強かったし。

Signor Taki @SignorTaki
あーあ。what_a_dudeさんが、はてなTwitter もアカウントを消してしまった。あーあ。。。

映画なんか大嫌いa.k.a.花房出雲 @eigakirai
@SignorTaki え、あの人、辞めちゃったんですか、、元官僚・現何処かの独法の研究者さんらしいというプロフでは「物言えば唇寒し」という事で黙って仕舞われたのか、、


 マンマークさんとマシナリさんに取り上げられていました。いつもありがとうございます。
 「新しい公共」は被災地で補助金(税金)頼りなのに「正義の味方」のようにメディアが取れあげられ、挙句は自分達の思惑通りに進まないと、排除することを厭わないことがメディア等では問題となってはいないようです。
 現地の感覚と東京(霞が関・メデイア・東京本社勤務者等)や地方公共団体(本庁)の感覚は少し違うというところでしょうか。ということで、被災地の感覚と東京在住の比較をしてみましょう。


june @june0s001
今日、とあるイベント関係者たちが集まって話してるのを眺めてたんだケド、「外」との温度差にまったく気付いていないことがとても気になった。なにも知らない私から見ると、お客さんに来てもらって、楽しんでもらうっていう気持ちが感じられなかった。いわゆる、内輪ウケ。

june @june0s001
最初はもちろん、「まちを盛り上げたい」「観光客を呼びたい」って思っていう気概をもって始めたんだと思う。だけど、月日が経ってくると、なんとなく続けてる、止めるのもなんだから続けてるっていうカンジ。惰性というか、マンネリというか

june @june0s001
端から見てると、「あなたたち、そんなに言うならなんで続けてるの?」って言いたくなるような会話が繰り広げられているのでカオス。

june @june0s001
や、要するにナニが言いたいかというと、「勇気ある撤退」も必要じゃないの?ってこと。なんとなく止めるのも億劫だから続けてるのなんて、意味があるのかなって。

june @june0s001
これって、震災後に現地に入った団体にも言えることなんだよね。初期の目的を達して、ある程度成果が出たら、一度自分たちの活動を振り返って、新たなフェーズに入った方がいいと思う。そのまま継続する客観的な必要性が明確にあるならいいケド、もしないのなら、活動を撤退も含めて検討すべき。

june @june0s001
いや、止めるのって体力いるのは分かるよ。結婚より離婚が大変だっていうじゃない?そういうことでしょ(笑)

june @june0s001
なんとなく、惰性で支援やら活動を続けられると迷惑だと思うよ。「補助金切れたら、はい終わり」じゃ困るもん。その活動を続けたいという強固な意思と明確なビジョンがあるなら、そのために自主財源の確保はマストだし。

june @june0s001
勇気ある撤退は、決して敗北なんかじゃない。強くなきゃ、意志がなきゃ、自ら身を引くなんてできない。

june @june0s001
だから、もし、いまの場所でいまの活動を続けたいと願うなら、稼いでください。ボランティア団体やNPOが金稼ぎなんて!って言うヤツがナンセンス。金の切れ目が縁の切れ目なんて目も当てらんない。

Syuu-Chan / Koizumi @syuu_chan
自分にとって都合のいい意見、賛同する発言には『表現の自由』、自分にとって都合の悪い意見、反対する発言には『立場的に問題がある発言』と言いたがる人が多いね。

赤い豚 @cochonrouge
公務員の内心の自由がある、みたいな例の参事官擁護は筋悪すぎ。日教組教員の言いたい放題を認める覚悟を決めてから、主張するべきだろうな。

buvery @buvery
『バカ左翼』という言い方は気に入らないのだけど、新聞にリークして問題にした後に、川田龍平がこの役人の失言を利用してという文脈を見ると、そういう政治が良いのか疑問。少し前に、『放射能うつす云々』と言って失脚した政治家も、新聞などマスメディアと政治だけの関係で運命が決まっていた。

Yash Khan @yash_san
水野参事官の「暴言」を取り上げた自称市民メディアのアワープラネットティービーはバズビーのインチキ言説を広く紹介して詐欺の片棒を担いだメディアであり(無知ゆえの善意なのだろうが)、「左翼のクソども」という罵倒はともかく倫理的に非難されるのは致し方ない。

保坂展人 @hosakanobuto
復興庁参事官の「ツイッター暴言」問題は、報道されている内容のツイートをしたことが問題なのではなく、「被災地・子ども支援」の担当者が内心このように感じていたことの方が、はるかに深刻だ。

石井孝明‏@ishiitakaaki
今知ったけど、クソ左翼集会は、FOEジャパンが主宰で、アワプラ、IWJ中継で東大の島薗進氏、小児科医の山田真氏、前双葉町長の井戸川氏出席って、これ事情知る人は電波系充満の拷問。真面目にいった問題官僚が気の毒だわ…

りんご @1316y
あれだけ傷痕残されて、茨城は被災地に入らないのですかね?ここまで復興させるのに多大な努力があった。震災の報道があると、毎回思ってしまう。 "忘れられた被災地"に手を差し伸べてくれる方はいないのかな

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
人を呪う言葉からは、何も生まれやしない

j. f. marie @j_f_marie
復興庁職員に対して、被災地の声が意外にも温かい。おそらく、被災者にとっても官僚にとっても、復興の妨げになっているの誰か、周知の事実として分かっているということだ

光咲音@スタバを白河に誘致する会会長 @koduck1963
参事官を糾弾したあの女は、群馬の大学教授や中部大の教授や熊本の紐医者や木端俳優やらの、福島県民に対する数々の暴言を糾弾したことあっただろうか。本当に被災者の心情に寄り添うなら、これら暴言クラスタを全員もれなく糾弾してほしいんだけどね。

光咲音@スタバを白河に誘致する会会長 @koduck1963
そんな奴らは被災地代表、被災者代表では決してありません。今回の役員さんの「暴言」に腹を立ててるのは被災者じゃない。「団体様」とそのお仲間たちです。

光咲音@スタバを白河に誘致する会会長 @koduck1963
被災者支援団体様の中には、本当に被災者支援をやっているわけではない団体様もあるんだよね。自分らの勢力拡大のために被災地を利用しているだけで。

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
「ボランティア論」と一括する危うさは、災害ボランティアですら「人命救助フェーズ」「避難所フェーズ」「復旧フェーズ」「復興フェーズ」で全く違った姿と価値観の多様さが有る事から分かる。「いやそれらに共通の理念があるはずだ」と言うのは簡単だが、大抵、そんな連中が現場に迷惑をかけている

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
誰かボランティア論の専門家、批判しないのかなあ。いや、まあ、批判するだけムダというのも分かるのだが、実際そういうモノをのさばらせてしまった結果が今話題になっているトンデモ科学やニセ科学だったりするわけで。やはり専門家のコメントなりインストラクションは大事だと思うのです。

manmarumaruta‏@manmarumaruta
市民団体がクレーム付ければ気に入らない役人を更迭出来るのなら、市民団体はやりたい放題だな。粘着して粗探しして騒げばOK。市民団体自体が叩かれたり怪しまれる事は、少なくともマスコミ報道では無いのだから。

あかさたな@脱無責任依存社会へ‏@emesh
この国の言論の自由ってのはあくまでも「左翼が好き勝手に物事を言う権利」であって、左翼の逆鱗に触れるような発言は私刑によって弾圧されるんだね。改めてそう感じた。

島本 秋‏@sankakutyuu
糾弾大会は革命有理なので公務員や企業の人間にボロクソ言うことは正当化できるというのは伝統的な左翼の作法ですな


報道されないこと

何度も繰り返しになりますが、前政権も現政権も、さらに来月予定されている参議院の公約でも軒並み、政党が掲げる公約は公務員人件費の削減という現状です。仕事を増やしておきながら人を減らすって、そりゃまあたしかに、被災地で最低賃金のコールセンターを作って社会貢献とか言い張るブラックな企業の経営者が参院選の候補にもなるわけですね。

なお、先日関係者から漏れ聞いたところでは、上記のNHKスペシャルについては、地元自治体からNHKに放送しないよう申し入れがあったとのこと。復興事業が困難を極めていることは事実ですが、だからといってその大変さばかりが強調されてしまうと、合意しない地権者が悪者扱いされたり、地元職員が応援職員を地権者との交渉に駆り出しているとかいうイメージを植え付けてしまいかねません。その点では拙ブログも注意しなければならない点はあるのですが、そうした疑心暗鬼が地元の方々や職員の間に生まれてしまうと、それがさらに復興事業を困難なものにしてしまいます。

 被災地に疑心暗鬼を産み出した今回の「新しい公共」と「メデイア」の異業種間連携は、今後の関東・東南海等の大災害でも如何なく発揮されそうです。怖いです。

追記20130620
良い事例がタイミングよくでたのでメモ。

相続後に後悔、制約多い「みんなで共有」相続トラブル百科 実践編第55回

相続した遺産について、ずっと後になってから「なんでこんな分け方をしてしまったんだろう」と後悔するようなケースがあります。とくに多いのが、土地や建物などの不動産の分け方に関してです。みんなで仲良く共有して引き継いだものの、その後の不動産の使い方などが「仲良く共有」という状態からは大きくかけ離れてしまい、実態に沿わなくなってしまうというようなことが少なからず起こっているように思います。

 そもそも遺産分けの話し合いというものは、必ずしも合理的な判断が中心となって進むというばかりではありません。先のことはあまり見通さずに、その場その場の「とりあえず」や「なんとなく」といった曖昧な認識で、相続トラブルの先送りのような形でまとまってしまうケースも珍しくはないのです。

 例えば4人の兄弟姉妹が親の土地1筆を分けるような際に、誰かひとりだけに名義をまとめようとすると角が立つから、とりあえず文句が出ないように兄弟姉妹で均等に4分の1ずつ名義を入れておこう……などといった分け方が、往々にして起こりやすいということです。

 しかし、1個のものを2人以上で所有しているという「共有」の状態は、当たり前の話ですが1人が単独で所有している場合とはまったく異なる制約を受けます。例えば不動産を単独で所有している場合には、そこを貸そうが売ろうが、基本的には所有者の自由に動かすことができるという前提があります。

 ところが、不動産を「共有」している場合には、その物件を賃貸したり、逆に賃貸の契約を解除したりするためには、共有者の同意がないと手続きが進まない場合が出てきます。さらに、不動産の全部を売却したり、物理的な変更を加えたりしようとする場合には、共有している全員の同意を得なければならないのです。

以下は省略。
福島県の事例を出しましたが、現在は相続人が一人死亡して、その方の配偶者や子供が「共有」となってしまったそうです。
被災地のみならず近隣に住んでいれば特に問題は無いのですが、震災以前から東京等に就職しそのまま家族を形成していって疎遠となることが多いですが、相続の際はそうはいかなくなります。日弁連が励んできたことが「コミュニティの破壊」の遠因であることからも、東日本大震災の復興を進めるうえで、「コミュニティ」を守る事が「当然の権利」の薦めが困難にしている一端も考えながら進めて行ってもらいたいものです。「法テラス」が「当然の権利」だけで運営されないこと、「地域コミュニティの再生・復興」が日弁連の虚言で無い事を示していただきたいものです。