津波被災の記録117

被災者や議員へ中傷ツイート連発〜復興庁「支援法」担当

 一連の発言に問題を感じたOurPlanetTVは、水野氏のツイートと実際の行動がどの程度一致しているのかを調べるために、水野氏の出張記録を情報公開請求したところ、水野氏のツイートは完全に一致した。 ちなみに、水野氏は、OurPlanetTVが情報公開請求した際、、すかさず「自分個人を名指しして、個人の出張記録を全部出せという情報公開請求きたw. 粘着やだねぇ」とツイート。一連の行動から、水野氏のツイート発言が実際生活とリンクしていることが裏付けられた。しかしながら、同ツイートは、そんな発言をするとバレるのではないかという知り合いの助言を受けて、即座に削除された。水野氏は、復興庁で情報公開を担当している法制班に属している。

水野氏は、昨日6月11日夜10時前に突如アカウントを削除。これを受けて、OurPlanetTVが12日夕方、水野氏の話を聞こうと復興庁の広報室に問い合わせたところ、「既に退庁した」と回答を受けた。しかし、実際には復興庁内に留まっており、夜22時半、復興庁の入居している三会堂ビルから出てきた。
 取材を受けたくない場合は「居留守」を使うのが常套化しているのか。水野氏の不謹慎は発言はもちろん批判されるべきだが、ツイッターをやっていたために、たまたま、明るみに出ただけという可能性もある。
 子ども被災者支援法という非常に重要な案件に関しては、官僚が属人的に対応するのではなく、外部の専門家なども含めた、透明性の高い組織が必要ではないだろうか。


朝日新聞デジタル:復興庁幹部、ツイッターで暴言 「左翼のクソども」

復興庁:幹部ツイッター暴言 「左翼クソ」「懸案曖昧に」− 毎日jp(毎日新聞)

復興庁幹部がツイッターで中傷 処分へ NHKニュース

復興庁幹部、書き込み放題「左翼の○○ども」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

復興庁幹部ツイッターで暴言、市民団体に「左翼のクソども」 処分検討 - MSN産経ニュース


「ドイツ国民よ、我々に四年の歳月を与えよ」"Deutsches Volk, gib uns vier Jahre Zeit"1933年4月10日

演説:アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)

ドイツの民族同胞諸君!

我々は決して虚言を弄したり、誤魔化したりはしない!従って私は、いかなる時も我が国民に対して、妥協したり口先だけの甘言を呈したりすることを拒否するものである。

私は、我が民族の復活がおのずから達成されるとは諸君らに約束するつもりはない。我々が行動するのである、そう民族自身が手を取り合って行動しなければならないのだ。

ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。しかるのちに我々を判断せよ!ドイツ国民よ、我々に4年の歳月を与えよ。私は誓おう。この職に就いた時と同じようにこれからも私は進むという事を。私は給与や賃金の為に行動するのではない、ただただ諸君らの為にのみ行動するのだ!

 「政権交代すれば良くなる」「4年間の任期を」「トラストミー」「マニフェストは国民との契約」「退職金は要らない」「新しい公共」は素晴らしい。

 思い出すだけでも身震いする。

 被災地からしたら、あの時の言葉の数々を賛美した「左翼」と称する方達の熱狂とは、こういうものと同じだったと感じていることからすれば、もっと身近に接していたらその恐怖感は凄いと思う。それにしても自分も被災地での公務員批判と同程度「新しい公共」を批判するが、今回のは言論弾圧を平然と行い、最後の締めくくりは「国民の税金を我らの手に渡せ!!」=「我々が行動するのである」ですからね。

 未曽有の大震災が齎す様々な記録は「震災遺構」と同様に様々に研究されるものであって、弾圧の材料とすべきものではないはずです。その他多くの国民等が関わる記録が次の大震災対策や復旧・復興に利用されることを願ってやみません。被災地並びに本当に支援して頂く方達はそういう思いで、様々な「記録」を残していると思っています。非常に有難い事です。
 この程度の発言が復興を遅らせていないのは、現地で実務に携わっている方達は良く判っていると思います。

水野靖久復興庁参事官の暴言Twitter、別の視点での報道を求める声