津波被災の記録86

 勝川 俊雄 @katukawa
水産復興の視点 先進地ノルウェーに学ぶ。河北新報ニュース (1)安定収入/資源管理、再生導く/漁獲量、漁船ごとに設定 kahoku.co.jp/spe/spe_sys111… @kahoku_shimpoさんから

 グループ補助金水産庁による整備で多額の補助金によって再建が進んでいるわけですけど、上記の例は八戸魚市場が取り入れました。管理型漁業をするためには漁業者だけではなく後背のインフラも大規模化しないと成立しにくいのは三重県に居れば良く判るはずなんです。岩手県内の漁港整備でそのようなHACCP対応でしている話は聞かないので、気仙沼石巻・塩釜ぐらいしかできないと思いますよ。だって、漁業者の集約だけではなく商業者の淘汰もセットで取り組まないとできませんから、いま復旧・復興でグループ補助金を要求する商業者にそういう話が通るわけないでしょ。
 
 北海道のサンマ漁船が入港しても一船買いができないため、形の大振り以外しか買わないで、他のサンマは漁船に返しました。そりゃ漁船員は烈火のごとく怒り狂いましたよ。漁業無線で「返されたサンマは海に捨てる。こんな漁港には二度とこない。」と喚かれたそうです。管理型漁業を本当にするためにはそういう商業者も含めた淘汰が必要になることを説明しないで、漁業者だけに説いても何の効果もありません。そして宮城県の復興特区における真の狙いも六次産業化や企業化による中小零細の消滅による部分をその地域全体で理解できなければ進むはずもないから、国がいくら音頭をとっても動けないんでしょうに。
 
 グループ補助金の採択の問題はあれど、その方向には理解はしているつもりなんですよ。その背景も含めた話をしないと、復興予算の流用で被災地に使われないのが問題というのは単純過ぎて怖いのです。


今野晴貴 @konno_haruki 10時間
酷すぎる。被災地を馬鹿にしてる"@asaitakashi: 信じられない記事、復興予算の配分をどうするかを「野村総研」に丸投げし、トヨタキヤノン東芝、京セラにばらまいたという。税金がぐるっと回って大企業へ。こいつらホントにクズ以下だ。jcp.or.jp/akahata/aik12/…"

今野晴貴 @konno_haruki 10時間
経産省補助金の基準には、被災の度合いが含まれていないという。野村證券に委託したために、仕方ないのだという。あれだけの犠牲が出て、悲惨な暮らしをしている人々がいる。有為な企業の活動も損なわれた。だが、国は利権のことしか考えていない。「国家」の意義が、今ほど問われていることはない

今野晴貴 @konno_haruki 10時間
一人の被災者として、強い憤りを覚える。証券会社や大企業だけでなく、国家さえも、あの災害を「ビジネスチャンス」としてしかとらえたいなかった。それも、不正に国家財政を引き出すチャンスとして。未だに生活を破壊され、失意のなかにいる人々がいる。支援は全く足りていない。国家とは、何なのか

今野晴貴 @konno_haruki 10時間
ふざけるのもいい加減にしろ。崩れた石垣の復旧でもなく(土地の復旧には補助しない)、被災企業の再建でもなく、なぜ大企業への補助金なのか。被災地には、自治体の審査が滞ったために、罹災証明も、義援金も得られなかったひとがいる。生活保護の申請も拒否されている。どこに怒りをぶつければいい?

 ネオリベ・リベサヨの産学官連携が大企業だけに目が行って見えなくなっているのか演出しているのか自身の出身大学が利権のことしか考えていないことに疑義を見出さないのだろう。補助金義捐金ではないし、国も県も市町村も税と言う形で返済してもらっている。だからこそ長期的な経営による納税が求められるわけで、この場合の大企業批判は、復興特区による法人税免税と流用批判による復興税減額・廃止の流れをつくってはならないということなのです。
 ジョブ型社会の一面はエリートとノンエリートの厳格な自覚を持たせることでもあるわけで、今回の補助金の取り扱いはまさにそういう面が可視化されたことに他ならないと感じないのだろうか。