量産型御用一般人(地方)

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20110810/p1
[アホ文化人を退場させられない理由]既にネットリフレは完全に現実から乖離しているのにいまだに「オレ(たち)だけが『現実』を知ってるぜ」気分なのが理解出来ない、、、orz

(省略)
ただ個人的にはE田先生が「農業ファンド」「農地リート」で「儲けよう」となさって居られるとはさすがに思いません。
むしろ御本人もお気づきになられないうちに何時の間にかその辺の農業ビジネス(とさえ言えるのかどうか?)の広告塔を務めておられるような気は致しますけれど・・・。

(省略)
さあ、どうなんでしょうねえ?
ただネットリフレの人たちが電力(エネルギー)の安定供給&あらゆる経済主体に対する電力供給の公平性の確保の重要性を甘く見ている節があるのはショックでしたけど、、、。何時の間にか、

(省略)
、、、これもどうなんでしょう?
ただ仮にネットリフレであの辺のファンドに妙な夢を見ている人が居るとすれば、
余りに安易にそういう投資ネタに飛びつき過ぎでちょっとヤバいものは感じますけどねえ。


※HALTANさんから、ご丁寧にご指摘を頂き、ありがとうございます。
 この投資問題は、「地方の第三セクターが何故失敗するのか。」「地方で起業できないのか。」という昔からつながる話でして、釜石市におけるチョウザメの養殖によるキャビアの生産についてもそうなのですが、利益を生むための最後の投資を公的資金でするわけにはいかず、地元の金融機関等を含め十分な投資資金が集まらない構造があったわけです。

 「ソーラーファンド」や「農業ファンド」等にしても、地方にとっての最大の悩みの一つの解決策の提案でもありますが、地方には残るようで、利益は全て大都市部へ還流しやすくなる一方ということで、あまり好ましく感じられませんが、より良い改善策も浮かばないジレンマにとらわれているのも事実であります。

 「釜石キャビア(株)」の設立についての投資説明の見込みの甘さは酷かったのは、最終的な投資額を決定できないというこが当初から指摘されていることで、三井物産の部長から「全部よこせ。お前らには無理だ。」とのお言葉を頂戴いたしても、反応が鈍い経営陣については、早晩破綻するなあ。という感想を頂いておりましたから、様々な「ファンド」についても、その行く末がどうなるかというのは、覚悟はしていました。
 他の地方の住民の方達がそのようなことを考えて判断をしていればよいのですが、中々そうではありませんのが現実です。

 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-95c8.html
 現行法でも公務員は整理解雇できます(追記あり

あっ、そういえば「独立」するんでしたっけ・・・。

(どうでもいい寝言ですが、こういう手合いにころりと逝かれるのが、市民自治とか地方分権とか麗しげな言葉が大好きな市民派なんだよな。あんたらを守るのは地方主権とやらを踏みにじることの出来る国家権力だけなんだよ)

 話は全然別ではありますが、hamachan先生の追記には、量産型御用一般人(地方)が生きていくうえで、「ファンド」にひれ伏すよりは、適切な税によって、国によって生きる方が地方住民にとっては、良い様に感じられてならない思いが感じられてなりません。

(追記)
※HALTANさんよりご丁寧な追記を頂きありがとうございます。
 ファンドは10〜20年程度持てばよいし、不利益が生じた際は、官に負担して頂くために「東日本復興基金」を事前に用意し「社会投資ファンド」(民間資本と組み合わせ証券化)したもので、遣ることが「大和総研」「三菱総研」等の提案であるのと、左寄りの人達が大好きな「市民ファンド」も大して中身は変わりません。
 タカ派地方分権論壇VSリベサヨ的地方分権論壇が同類である以上、損しないようにやる気が満々なのだけは確実です。
 例えば、高層階コンパクトシティマンション(大和総研)を建設しても、入居者は建築制限で家を建てられなくして、デイサービス、病院、公共施設等の入居率が高くなるように囲い込んでいますからね。田舎だと15階建て以上など殆ど皆無ですから。


(追記2)
ちなみに中島某が橋下徹を批判して人権派ぶってるけど↓

@nakajima1975中島岳志
保守思想の核心は、社会的経験知や良識に基づく漸進的改革にある。しかし、一部の保守派が維新の会や橋下氏を支持している。冷静によく考えてほしい。彼らの破壊的な改革騒ぎは、反保守的な改造主義だ。そこには人間の理性に対する過信や盲信が潜んでいる。
17時間前 webから nakanotorishimaと他56人がリツイート

http://twitter.com/#!/nakajima1975/status/100949859112202240
でもかと言って(自称保守wの)中島は「左」「市民」「リベラル」寄りの「分権」「共同体自治」「新しい公共」派と決定的に対立したりは絶対にしないからね。これは山口二郎とかもそうだけど。
むしろ中島や山口のような人たちは「左からの分権」派には積極的に与するわけでして、、、。
「いやボクたちの分権・自治は『新自由主義地方分権』とは違うものです」
、、、って、そんなの客観的には全く同じものなのにね。
実際、「右」と「左」で人脈的には微妙に重なる部分もあったりして、、、。
要するに、
タカ派地方分権論壇VSリベサヨ的地方分権論壇
、、、との単なる主導権争いでしかない。

※気になること
http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2011/08/89-ae83.html
2011.08.09
8/9 貧乏人は中卒でいろ、という自民公明の特例公債法案の対応

(省略)
 新自由主義者河野太郎脱原発を言っていることに賛意を示すのはいいが、彼に全てを期待したらどうなるのだろうか。また小泉構造改革の再来である。
そうしてこうして増えた世論は、やがてみんなの党みたいなところに回収されて、最後は民主党のように、まとまりや優先順位がつけられず腐乱する。

 北大の中島先生とか、むしろきちんとした保守思想について検討している人の方が、しっかりした長期的視点で言葉を使っている。
もう少しじっくりした視点で好き嫌い判断した方がいいだろう。

※HALTANさんがご指摘する、中島氏をどういしたのもか、黒川さんが評価しているというのが、解せない。
 公務員社宅建設にご反対なのは重々承知で、地方の業者からすれば下請になるけれどもメンテナンスの仕事がこれから請負える機会がでるのが、嫌なのでしょうか? 下々の庶民が僅かばかりの労働を得る機会が嫌いなのではないか?と以前から気になるところではあります。
 今回の東日本大震災で被災して、現在の欧米が失敗したスキームに日本が入り込もうとしようとしていることから、上層の方達はその限界も見据えたうえで、「被災地復興」を唱えつつ、金融資本主義を万進せるものと感じます。