津波被災の記録47

http://www.city.kamaishi.iwate.jp/index.cfm/10,17362,84,444,html

総合評価一般競争入札公告【災害廃棄物処理事業(試行)】
 市では、災害廃棄物を適正かつ迅速に処理するため、一般競争入札(総合評価落札方式)により、 災害廃棄物処理事業(試行)を実施します。入札への参加を希望される方は、下記の資料に留意のうえ、定められた期日までに必要書類を提出してください。


1. 業務概要
(1)委託業務名災害廃棄物処理事業(試行)
(2)業務委託場所両石・鵜住居・片岸地区
(3)業務内容釜石市における災害廃棄物の撤去、リサイクル、処理の一連の事業におい
て、本格的な事業に先立ち、特定地域における災害廃棄物の適正な処理・
運搬、及び一時集積させている場所の運営等を安全・効率的かつ経済的に
遂行することを目的とする。
(4)履行期限平成23 年9 月30 日
2. 入札参加資格『災害廃棄物処理事業(試行)業者登録要領』、
『災害廃棄物処理事業(試行)入札補足説明書』による
3. 提出書類『災害廃棄物処理事業(試行)入札説明書』による
期限『事業者登録』:平成23 年7 月12 日から平成23 年7 月15 日
『提案書』:平成23 年7 月12 日から平成23 年7 月20 日

3. 一般競争入札参加資格及び条件
【すべての業者】
(1) 業者登録
別紙−3『災害廃棄物処理事業(試行)業者登録要領』に基づき必要書類を提
出し、審査の結果、登録が完了した者とする。
(i) 提出書類
別紙−3『災害廃棄物処理事業(試行)業者登録要領』に基づく必要な提出書
類。
(ii) 提出期間
平成23年7月12日(火)から平成23年7月15日(金)必着
※持参する場合は、上記期間の毎日9 時15 分から17 時00分までとする。

4. 優先交渉権者の決定方法
市は、専門知識を有する者により構成される審査委員会を設置し、当該委員会に
おいて技術提案書等を審査し、当該委員会の報告を参考に優先交渉権者(入札参加
者の代表企業)を決定する。
(1) 審査委員会は原則非公開とする。
(2) 優先交渉権者の決定以前に、自己に有利となりうる目的のため、審査委員に接触
等の働きかけを行った業者は、失格とする。
5. 優先交渉権者への通知
優先交渉権者の決定後速やかに、市は交渉日程を優先交渉権者へ通知する。
6. 契約手続き
優先交渉権者は、市と技術提案書を精査及び協議を実施し、市と基本契約を結ぶ。
以上抜粋

※昨日のIBCラジオのニュースでも取り上げられていましたけど、全国から募集との話ですが、提出期間が極端なほど短いなど、適切な見積りの日数を与えないというのは、下請法からすればアウトですが、公的セクターは除外ではありますが、ここまで結論ありきの手法を日本国中にさらすことは、「地方自治は素晴らしい」「地方分権は素晴らしい」というものが、如何に空虚なものであるかということと、基礎自治体の能力不足に「権限と税金」を委ねることへの危機を感じずにはいられません。総合評価落札方式が如何に運用面で、ネオ・リベラリズムの本性というものを見せつけてくれる良い例となるでしょう。
 
http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-457.html
マシナリさんの

4 必要なのは色のついた財源と人
こうした被災地の現状を間近で見ていると、「市町村の裁量の拡大」や「財源の移譲」ということが問題の解決につながるとは到底思えません
(略)
国が徴収した税・保険料はその使途を限定されているという点で「色」が付いています。むしろ、政府の予算編成というのは財源に「色」をつける作業であって、たとえば事業化して現場で事務を行う公務員が不足しているということは、そのために投入される「色」のついた財源が不足しているということの現れといえます。

霞が関によって、色を付けられるということが、適切な税金の支出というものを実行するうえでは必要なのですが、それを自治体に安易に委ねることが、ネオ・リベラリズムリバタリアン的な方達にとっては、食い物にする絶好の機会を得ることに他ならないことには、大多数の国民が気付くことは無いのでしょう。気付いたころには職を失っていることが殆どですから。