津波被災の記録6

平成23年3月16日
雪がふる。
避難所はすごく寒いだろう。

平成23年3月17日

ヘリが下りてくる。でも着陸はせず。自衛隊かどうか確認できず。

平成23年3月18日
米軍のヘリが着陸。救援物資を頂く。

幼馴染(教師)が、「昔、戦ったんだよな」と、つぶやく。
自分 「何でもアメリカ反対じゃないんだろうね。是々非々で臨むしかないじゃん」

岩教組がどのようにしているかは詳しくはわからないけど、柔軟な判断力を教師から奪っているのだろうか?

湾内に国土交通省海上自衛隊等の艦船が停泊。救援物資を持ってきて来て頂くも、市の対応で陸揚げできず。

平成23年3月20日
自衛隊のヘリが着陸。
米軍が来たさいに要請があったらしく、白線で丸にHを描いていた。

しばらくは地元の片づけに専念。大して役にも立たないけど。
港内と港外の小型船舶の引き揚げ作業を、皆で行っている最中に、写真の不審船が入ってくる。
日本ではあんなに錆びて使用することはないから、ロシア・中国・朝鮮だろうか?
多くは「朝鮮の船だ」と言っていたけど。
ゴムボート(オレンジのジャケット2名・黒のジャケット2名)で湾内の写真を撮っていく。一言も声をかけずに、手も差し伸べようともしない。
サルベージ船の意味はなんなのだろう。
ひとしきり写真をとって満足したのだろう。サルベージへ戻ってゆく。
「被災した船を拾って帰るのではないか」という話も出た。

震災の直前に通っていた林道から湾口防を望む。
修理するのだろうか。

平成23年3月22日
振興局に引き渡すものを届けに向かう。
会社跡地により、貼り紙。○○に居ます。とのこと。行くと構内のがれき撤去中。
今後について話し合う。仮事務所の場所の目途が付いた。準備をして25日から乗り込むことにする。