あけましておめでとうございます。

 本年も被災地復興へのご支援を賜りますようお願い申しげます。
 はてブは、Javaのverup対応により見れなくなりました。改善することは他の業務でのJavaが難しくなるので、hahnela03でのはてブは減らすことになります。
 Twitterと連動させて記録を残していかざるを得ないのも面倒でしたが致し方ありません。

 被災地での緊急雇用創出事業においては不祥事が発生しました。関東以西から来られる補助金目当ての商社・コンサル等が依然跋扈している状況であります。制度より運用する民間(営利・非営利)のモラルの低下を被災した時点を感づくことはなかなか難しいものとしみじみ感じました。

復旧・復興期の被災者雇用―緊急雇用創出事業が果たした役割を「キャッシュ・フォー・ワーク」の視点からみる―

(第4章)
第4章は被災地での緊急雇用創出事業による仮設住宅関連業務を題材に、仕事を創出することによる個人の生活保障(雇用支援)と、仕事によって地域貢献をなすこと(被災地支援)の関係性と調和について考察している。被災地支援と雇用支援の優先関係に関しては、雇用支援よりも被災地支援の側面が強かったと分析される。採用時の選抜に関して、専門的技能はさほど必要とはされていないものの、コミュニケーション能力などの一般的技能に関して一定の基準で評価されているケースがほとんどを占めたためである。一方で、就労希望者の生活状況や困窮状況への配慮がみられるケースもあるが、被災地支援を優先した上で、事業実施の余裕のある範囲で雇用支援が配慮されていることが示されている。

被災地支援と雇用支援のジレンマを緩和させる事例として、人材派遣会社やコンサルタント会社など、何らかの形で人材活用ノウハウを持つ事業体が、非営利組織や住民団体と共に採用・研修に関して協力しながら実施しているケースがあげられる。事業実施に関しても人材活用のノウハウの提供は事業負担の軽減につながる。営利組織と非営利組織が提携することにより、CFW運用の場面では有効性が発揮できる可能性がある。